『歓喜のまえに』

 
今まで、キミは必要な眠りについていただけだろうね。
今まで自分の持つ力の限界を超えた戦いをしてきたのだから。
 
歯がゆいかもしれないが、
やるせないかもしれないが、
 
それでもなおキミ自身を休ませることは必要なこと。
いずれキミが望もうと望まなかろうと、その時が来る。
 
・・・そして、雌伏の時を越えて、その時は来た。
いや、来てしまった、というべきか。
 
キミは争いの中に否応無く放り込まれるだろう、
キミを取り巻く世界に唖然とし立ち尽くすだろう。
 
恐らくキミの事だから、その世界を認めようとはするまい。
その世界に翻弄されて自分を見失う可能性もあるだろうね。
 
だがキミが自分の性分を見失わなければ、
キミが遠い昔から抱いてきた思いを抱き続けることができるのならば、
 
荒廃した土地に真っ先に分け入り、芽吹き、根を張り、
やがては大樹となって歓喜の花を開く合歓のように、
 
キミもまた、キミの欲するものを手にするだろう、
キミの内から湧き出でる歓喜とともに。
 
・・・今は、その歓喜を享受するための試練のとき。
 
ここでキミが潰されるか、
ここでキミが潰れるか、
 
荒れ野に芽吹き力強く緑を広げていく合歓のように、
四面楚歌の世界を切り開いていけるのか、
 
キミのあり方が試されている、試練のとき。
 
 
 
 
 
 
・・・一応、一護氏のお誕生日に合わせてupしたものです。
掲載が遅くなってしまい申し訳ございません!!
 
一時は本誌でどうなることかと思いましたが、コレをupした現在・・・
私は少なくとも(合歓木の花言葉の如く)『歓喜』しております!!
 
・・・一護氏、マジで頑張れ。いや本当に!!
 
 
 
 
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