重陽の夕

最初に、ローガン様からメールで見せていただいた下書きがありました。

・・・此れです。無駄な線も一切無くて綺麗でしょう???

 

で、その後・・・ローガン様のご友人が着色をされたのがUPされ、そしてこの絵も『塗ってください』企画に急遽なった?ので、

では下書きを見せていただいた縁もあるので、塗ってみようかな・・・白ルキだし♪(本能に忠実ですね)と。

 

が!!(・・・またかよ!!)

 

この叙情的な線画はステンドグラス風な感じは似合わない、また『じゃあ塗らない』だと雰囲気丸つぶし・・・。

『どうするよ、ネタが尽きたぞ!!』・・・と思ったとき、

ふと下書きを見せていただいた際に寄せられた文に、重陽の節句にちなんでお描きになられたことが書かれていたのを思い出しました。

・・・重陽の節句は秋、秋といえば夕暮れが美しい季節・・・

其処で、夕陽に照らされながら杯に菊の花を浮かべるシルエット(逆光になっている)がぽぅっと浮かんで来て、

でも逆光だと塗りづらいし・・・で、思いついたのが『影絵』的な何か。

頂いた線画をネガ反転させ、黒い部分以外を全て削り取りました。

(最早この段階で『塗ってください』ではなくて『削ってしまいました』企画になってます。。。)

その後レイヤーに色を載せていき、背景には自分で撮影した写真(鎌倉・鶴岡八幡宮内の日本庭園)を貼り付けて

全体に夕陽のオレンジ色掛かった感じにしてみました。

 

余りにも原画から掛け離れてしまったために、流石にローガン様に怒られるだろうな・・・袋叩きにあったらどうしよう、と思ったのですが、

気に入って頂けたようで・・・正直、本当に、心から、ホッとしています。。。

 

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