『 面影 ~秋のいたずら~ 』
「・・・副隊長、一体何処をほっつき歩い、いやお出かけに?」
「えっとね、最初にうっきーのところにいってお菓子をもらって、それからびゃっくんのお家にいったらるっきーからこんぺいとうをもらって、それから・・・・」
「はいはい分かりました。
・・・で、その裾についている変な実は何処で?」
「ん?」
「また流魂街の野原で走り回っていたんですか?迷子になって。」
「・・・うん、そうかも!!」
「・・・だと思いましたよ。
とりあえず、顔、拭きましょう・・・泥が付いていて美しくないですよ。
ついでにその実も」
「・・・ねえ、ゆみちー。」
「?」
「これ、似てない?」
「・・・?さぁ、何にですか?」
「ほら、見て見て。
とげとげで、いがいがで、ちくちくで・・・・・・」
「ああ!!!」
「剣ちゃん!!」
「更木隊長!!」
「ねぇ・・・」
「何ですか?」
「その実、すてちゃうの?」
「え、でも雑草ですからね・・・・」
「・・・剣ちゃんそっくりなちくちくの実、すてちゃうの?
ずっと走ってるときも一緒だったのに。
・・・落ちないで一緒にいたのに・・・私と剣ちゃんみたいに。」
・・・めそり。
「・・・仕方ないなぁ。
雑草だからあまり美しくは無いけれど、そういうこと言われちゃうと僕も辛い。」
・・・ぺたり。
「わぁ、また剣ちゃんと一緒だ・・・。」
・・・にこり。
「今回だけですからね。」
「ありがとうゆみちー!!」
「・・・あ、副隊長、顔の泥を拭かなきゃ!!しかも他にも色々とくっついてるし!!」
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「いてててててて!!
誰だ俺の頭にトゲみたいなのぶつける奴は!!」
「わーい、やっぱり剣ちゃんはツルリンにはくっつかない~!!
剣ちゃんは私と一緒だけれど、ツルリンと一緒はいやだって~!!!」
「・・・勘弁してくれよ副隊長・・・・」
「弓親、何でアレを副隊長に持たせたままにした?
あの副隊長に持たせたら、何でもかんでも凶器になるんだぞ。」
「・・・ごめんね、一角。
アレが隊長に似てるなんていわれて、半泣きの顔で『捨てないで』って言われたらさ・・・。」
こちらが、『おなもみ』です。
小さい頃によくコレをぶつけ合ったりして遊んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらの形状が、「剣ちゃん」に似ている?というお話を伺ったので、
このようなお話にしてみました。
(こういうほのぼのテイストが、実は結構自分でも書いていて好きなのです。。。)